生活を整えたいと思う気持ちは、ずっとありました。
でも、整えるための余力がない時期って、確実にあります。
仕事が立て込んで、帰宅はいつもギリギリ。
家に帰るとやることは山ほどあるのに、体力も集中力も残っていない。
「ちゃんと暮らしたい」という気持ちだけが先にあって、現実はそれに全然追いついていませんでした。
自炊はしんどい、掃除は後回し、部屋はなんとなく散らかる。
でも、雑に過ごしている感覚がずっと引っかかる。
この“軽い自己嫌悪”が、じわじわ効いてくるんですよね。
そんな時期に、意識して何かを変えようとしたわけではなく、
結果的に生活を支えてくれていたのが、今回紹介する4つのアイテムでした。
派手じゃない。
でも、確実に生活のベースを持ち上げてくれたものたち。
「これがなかったら、今の生活は成り立ってなかったと思う」
そう言い切れるものだけをまとめています。
1. ロボット掃除機|「掃除しなくていい」より「考えなくていい」
ロボット掃除機を買う前は、正直そこまで必要性を感じていませんでした。
掃除機をかける時間がゼロなわけじゃないし、やろうと思えばできる。
でも忙しくなるほど、その“やろうと思う”までが重くなっていきます。
平日は仕事で帰宅が遅く、玄関を開けた瞬間にまず目に入るのが床でした。
朝はバタバタしているから、夜に「あとでやろう」と思ったまま。
気づくと、床の状態がそのまま部屋全体の印象になってしまう。
ロボット掃除機を置いたのは、リビングの隅。
出しっぱなしでも違和感がない場所です。
朝、出かける前にスイッチを入れると、仕事中に勝手に床が整っている。
夜、帰宅したときに足元がきれいだと、それだけで気持ちが一段落ち着きます。
帰ってきたとき、床が整ってる。
それだけで気持ちが落ち着く。
使い始めて一番変わったのは、掃除の手間ではなく“思考”でした。
今日は掃除するかしないか。
どこまでやるか。
疲れているから明日にするか。
その判断を、毎日しなくてよくなった。
それだけで生活のノイズが一段減りました。
最近のロボット掃除機は性能だけでなく見た目もかなり洗練されています。
出しっぱなしでも生活感が出にくく、インテリアの邪魔にならない。
掃除家電というより、“生活の一部”として馴染んでくれるのも、長く使えている理由です。
2. GREEN SPOON|自炊が難しくなった時期に、ちょうどよかったごはん
GREEN SPOONについては別記事で詳しく書いていますが、
それでもここに入れたかった理由があります。
仕事が忙しくなり、帰宅時間が不規則になっていく中で、
キッチンに立つ余裕がなくなっていました。
冷蔵庫を開けても、何を作るか決めるところからしんどい。
そんな状態が続いていました。
GREEN SPOONは、冷凍庫の一段にまとめて立てて収納しています。
カラフルなパッケージが並んでいるだけで、
冷凍庫の中が少し明るく見える。

冷凍庫を開けて、これがある安心感。
夜、帰宅して冷凍庫を開けると
「今日はこれにしよう」と迷わず決められる。
この“考えなくていい”感じが、本当に楽でした。
温めてお皿に出すと、キッチンに香りが立ちます。
自炊をしていないのに、ちゃんと料理をしている空気になる。

今日はこれでいい、じゃなくて
今日はこれがいい夜。
冷凍庫に入っているだけで安心できる。
盛り付けた瞬間に少し気分が戻ってくる。
食べ終わったあとに罪悪感が残らない。
忙しい時期に必要だったのは、
完璧な自炊でも、割り切った外食でもなく、
こういう“ちょうどいい選択肢”だったのだと思います。
3. デロンギ マグニフィカS スマート|朝に余白ができると、1日のトーンが変わる
朝の時間は、生活の調子が一番出るところだと思っています。
忙しい時期ほど、朝はとにかく雑になりがちです。
デロンギは、キッチンカウンターの端に置いています。
朝、まだ部屋が静かな時間にスイッチを入れると、
豆が挽かれる音と香りが広がります。

朝の数分が、ちゃんと朝になる。
夜、キッチンを整えたあとに定位置にあるのを見ると、
「明日の朝も大丈夫だな」と思える。
この感覚が、夜の気持ちを少し軽くしてくれます。
4. ZitA SQUARE|生活感を一つ消すだけで、部屋は静かになる
Zitaを置いているのは、リビングとキッチンの境目。
以前は、ゴミ箱が視界に入るたびに、
なんとなく散らかった印象を受けていました。
Zitaに替えてからは、フタが閉じている時間がほとんど。
昼も夜も、部屋の空気が一定に保たれている感じがあります。

写ってるけど、気にならない。
生活感をゼロにはできないけれど、
一つ減らすだけで空間は驚くほど静かになる。
部屋を整えたいと思ったとき、
実は一番効いたアイテムかもしれません。
まとめ|確実に生活を楽にしてくれた4つ
振り返ると、この4つに共通していたのは
機能よりも“感覚”でした。
手間を減らしてくれる。
気分を下げない。
生活の最低ラインを保ってくれる。
派手な変化はありません。
でも確実に、生活は楽になった。
忙しい時期に
「これがあってよかった」と思えるもの。
正直に言うと、
今回の4つの中で「一番生活を助けてもらった」と感じているのは、
GREEN SPOONでした。
自炊ができない日が続いても、
冷凍庫を開ければ選択肢がある。
それだけで、気持ちが少し戻ってくる。
この4つがあったから、
忙しい時期でも、生活が崩れきらずに済んだ。
今はそう思っています。
ロボット掃除機、GREEN SPOON、デロンギ、Zita。
どれも派手ではないけれど、
生活のベースを、静かに支えてくれた存在です。
このブログでは、
生活が少し楽になった「ちょうどいい選択肢」を紹介しています。
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